グッド大砲(大)

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軽減税率のコスト増を簡単にイメージする方法

 不真面目な性格で知識も深くないんで政治経済には触れたくないんだが、まあ、ちょっとだけ話せることがあったので書く。

 

 軽減税率、つまり消費税を一部だけ取り除こうって話なのだけど、動き出してみないことにはなかなかイメージがつかないと思う。私としては、こんなのしても流通過程にコストがのしかかるだけで無意味だろと思っているのだが、その「コスト増」もイメージしづらいと思う。

 でも、消費税の特殊処理の類例は身近にある。

 外国人向けの消費税免除、ようするに、都市部や観光地のドラッグストアとかで見られる外国人専用カウンターだ。なんかずらーって行列を作ってるヤツ。消費税は「国内での消費」に係るものであって、国外使用ならば消費税が免税される。それを利用した免税をあのカウンターで行っているのだ。

 あの行列こそが消費税の特殊処理の一例。

 つまり、品目や消費形態による特殊処理は、販売の場が行うことになる。

 もちろん、外国人向け免税と軽減税率がすべてが同じわけではない。輸出免税は国外使用に関するチェックがあるけれども、軽減税率であればレジを通すだけで済むかもしれない。でも、だれがPOSシステムに登録するのか。

 コンビニやスーパーなら処理はシステム上で一括すれば可能かもしれない。ならば、商店街の小さな生鮮食料品店は? 店の商品全体が食料品ならば一律で軽減税率を適用すればいいかもしれない。だがしかし加工品や玩具と食料品の区別がつきづらい駄菓子屋は? だがしかし駄菓子屋は?(これが言いたかった……わけではないですよ、ええ)

 線引きが複雑になればなるほど、それを取り扱う局面でのコストが増加する。その局面には誰か偉い人があたるわけでない。処理と申告が行われるのは流通過程であり、生産者・卸業者・小売店の一つずつが対応するのだ。もちろん申告後に税務署によるチェックも加えて行われるが、それもまたコスト増につながるだろう。

 んー、私個人としては意味が分からん。

 どうしても税金の軽減で経済的弱者への救済を図りたいなら、消費税増の交換条件の形で、低所得者の所得控除を優遇したりとか、他に手はあるんじゃないのと思う。

 ただ、あんまり知識はないので軽減税率を主張する人には深慮遠謀があるのかもしれないし、不真面目なんで議論の中に入りたくはない。けどやっぱり、経済の目から見れば国内における流通過程のコスト増を引き起こす政策は、それなりの費用対効果があるのかなと疑問。

 

 ああ、真面目な話をしてしまった。私はあんまり小売流通には関わってないんで、もっと実務的なことを現場の人に話してほしいな。もしも軽減税率来たらこう対処するんじゃね?って話が知りたい。具体的に言えば、青い服のコンビニチェーンの店長とかに話してほしいけど、それは叶わぬ希望だなあ……。

 慣れない記事で心が荒れた。これはもう桜trickの女の子だけのキスシーン集を見て癒やされるしかない。真面目な話とかもう知らん。

 

 そんじゃーね