グッド大砲(大)

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「エセオタク」どもよ、これを覚えとけ!

toyokeizai.net

若者の間に「エセオタク」が激増しているワケ

知識も消費金額も少ないのに、オタクを自称

 

エセオタクとは、「エセ(似非)」と「オタク」を組み合わせた造語。特に以下のような特徴を持つ人のことである。

・オタク知識がそれほど深くない、もしくはほぼ皆無なのに、オタクを自称する
・コンテンツに対する愛よりも、「自分がオタクであること」をコミュニケーションツールとして利用するのを第一目的にしている

 

 

おい、こんなタイトルにつられてのぞきに来た「エセオタク」ども、しっかり聞きやがれ!

エセだっていい! 全然いいんだ!!

好きなものがあんだろ。それなら卑屈になってエセだとか自分を思わなくてもいい。

 

自称も他称もオタクって言われる人間だって、最初のうちは知識のある人たちにボッコボコに言われた。マジにわかだった。

(そうそう、「エセオタク」じゃなくて「にわか」って呼ばれるのが普通だよな)

でも、好きだから知識が浅かろうが見てしまうし、楽しんでしまう、しゃべりたくなってしまう。それでいいんだって。

10代から20年以上アニメ漫画小説ゲームと一緒に生きてきた私も、オタクと名乗って良いのか分からないレベルだ。どこからがガチオタでどこからがにわかか分からん。

だけど、好きなのは好きでいいじゃないか!

エセだろうがなんだろうが、心ひかれるものに向かっていこうよ。

愛情が深ければ胸を張れば良いし、もっと深い愛情を注いでいる人がいれば尊敬すればいい。

愛の形だって人それぞれだ。金を使えるヤツ、時間を使えるヤツ、一つだけを愛するヤツ、いろんな作品を愛するヤツ、どれが一番偉いなんてない。自分ができる形で、でも、人に迷惑が掛かるのは止めてね。

深い知識や感想をうまく言うスキルがあったら他者ともつながれるし、消費額が多ければ業界が潤ってまたいい作品を生み出すエネルギーになる。それはありがたいし、そういうオタは尊敬を受けてもいいと思う。

逆に、浅い知識だけで作品すべてを語ったり、違法視聴を自慢したりするのは批判を受ける。それでも、好きをあきらめる必要なんてない。批判を受けた分だけ、また新しく知識を深めたり、できるかぎりの範囲でお金を出していけばいい。今のガチオタだってそうやってきた。

だから、大丈夫なんだ。

エセなんて言われても好きなものは好き。それだけだろ。

 

先頭で挙げた記事を見て、理屈は分かるけれど、なんか言いようのない不快感を感じていた。

じっくり二度読んでみて気づいた。

この記事の筆者は、「エセオタク」なんてレッテル張りしているけど、愛がないんじゃないか。

アニメやゲームや漫画の、いわゆるオタク文化に対する愛。

オタクっていう漁場から金を引き出すための文章、そんな風にしか見えない。

アニメが好きで漫画が好きで、それだからこそ「この、にわかがっ!」と怒る気持ちは分かる。新規参入者を減らすのは、あまり良くないけど、それは愛情の表れでもあるのだ。(愛があれば何でもいいわけじゃないしね。ストーカーとか止めようね)

 

でも、この記事の書き手にゲームやマンガやラノベに愛情を感じられない。

当人は好きなのかもしれないけど、やっぱり感じられない。

未熟なんであんまりオタクを自称するのは嫌だけど、オタクの先輩として言うよ。

こんな「エセオタク」みたいなぺらっぺらのレッテル張りで卑屈になる必要なんてない! 絶対ない!

自分なりの形で好きなものを、胸を張って、大好きだって言っていこう。

こんなヤツでなく、本物のオタクにエセだのにわかだのと言われたら、また新しく愛情を深めるチャンス。

好きなものをあきらめる必要なんてない。先輩として保証する。まだまだ楽しいものは、この世に満ちあふれているんだ。