終結したのうりんポスターの一件、さまざまな反応の時系列まとめ
この二日でいろいろな動きがあったので、情報をまとめてみる。
そして、ものすごく素晴らしいtwitterでの現地レポートがあり、それを最後に載せておくので、未見の方はぜひご覧いただきたい。
※先に自分の意見を書いておく。
この件、私としては「程度問題」と捉えていて、地元で被害や嫌悪感などのマイナスが生まれているなら止めるべき、逆に観光客誘致でプラスが生まれているならするべき、どちらもあるというなら、程度を比べて地元が判断すればいいと考えている。
まず、事の発端。
おそらくここが火種となって、ツイッターやはてブ、2chでも賛否両論騒がれだす。
このポスターの何がいけないのかわからない人は相当やばいと思うけど。男性が股間を強調したホットパンツ履いて顔を赤らめてる絵を想像してみなよ。公共の場で、お役所が出すようなもんじゃないことくらいわかるだろうよ。 twitter.com/minokamo_kanko…
「地元では愛されてるのに、何も知らないよそ者が云々」って、観光なんてよそ者相手の商売の最たるものでしょうに。もうちょっと視野を広げなさいよ。のうりんと美濃加茂市の関係なんてあずかり知らないのよこっちは。
批判は主に上記のような形で行われていた。
『のうりん』町おこしコラボポスター、絵柄で物議を醸す:わんこーる速報!
そこから、数時間後この問題にネットのニュース屋さんが飛びつく。
このニュースでは、観光協会の方による
ネット上では「これでは子ども連れや家族で参加できない」などの声も上がりましたが「実際にスタンプラリーに来られるのはのうりんのファンの方々になるので、一般の方が来るという前提ではないんです」と話しています。
と、「一般観光用でなくファン向け」というコメントを載せている。
また、他のニュースでは、
萌えキャラで問題となった「碧志摩メグ」と「良田」は状況が違うようだ、と見ている。「メグ」は海女さんら地元住民から反対されたが、「良田」のポスターは公開してから約1か月間、地元民に批判されたことはない。
という、「地元からの批判がない」という情報も載せられている。
ただ、それから先も炎上は続けて、2chなどでも叩かれ続ける。
そんな2chの反応をまとめたものは以下のような形。
2: 不知火(大阪府)@\(^o^)/ 2015/11/30(月) 19:19:52.70 id:BfgWHS1N0.netこっちの方がひどい
18: ニールキック(チベット自治区)@\(^o^)/ 2015/11/30(月) 19:24:42.53 id:CRXT4DWN0.net
8: アトミックドロップ(チベット自治区)@\(^o^)/ 2015/11/30(月) 19:21:47.48 id:eC05j3Kk0.netエロゲーのポスターかと思った
21: かかと落とし(庭)@\(^o^)/ 2015/11/30(月) 19:25:09.44 id:pgvaip4h0.netこれを公式にしちゃうのもどうかと
28: ファイナルカット(茸)@\(^o^)/ 2015/11/30(月) 19:27:34.67 id:kl3OQIrQ0.net>>1
さすがに抗議でても仕方ないレヴェル(笑)
その結果、観光協会はポスターを撤去することを決定。
11月4日、公式ツイッターにポスターを投稿すると、下旬ごろから「女性の目から見て不愉快」「会社に貼ったらセクハラ」との批判が続出。同月29日、唯一掲示していたJR美濃太田駅(同市)からポスターを撤去した。
※太字はこちらで装飾
昨年度も「のうりん」の別のキャラクターを使ったスタンプラリーを行い、国内外から観光客を集めたという。協会の担当者は「騒ぎになるとは思わなかった」と話している。今後、ポスターは使用しないという。
※太字はこちらで装飾
という流れで、のうりんポスターの件は終わりを迎えた。
最初に声を挙げた人たちの大勝利ですね。
私としては、11月4日に投稿 → 下旬頃批判が続出というのも何だかなあと思う。やっぱり地元の批判はほぼなかったんだろうな。
あと、「唯一掲示していた」っていうのも、小規模のファン向けスタンプラリーイベント用だってことを示している。
でも、多くの人の目がふれる「駅に載せていた」ってことは問題なのかもしれない。
これは、現地の判断だし、現地の情報がないと分からないな……
と、思ってましたら、現地のレポートをしてくれた方がいらっしゃった!
何度も言うけれど、やっぱり私は程度問題だと思う。
だから、上記の現地レポートを見て、「やっぱり許せないな」と思ってもいいし、「このていどなら大丈夫だろ」と思ってもいいのだと考える。
そういった意見の折り合いを付けて、よりよい道を模索すればいいのだと思う。
だが、その話をするためには絶対に情報が必要だ。
現地の空気感はどうなっているのか、それをきちんと理解しなければならない。
この問題に、興味を持たれた方は、ぜひ上の現地レポートをご覧いただきたい。
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さて、上記の現地レポートを見て、
「唯一掲示していたポスターを撤去し、今後はポスターを掲示しない」
となった結末はどう考えるだろう。
もう結果は出てしまったし、覆ることはないだろうが、終わった後だからこそ改めて考えることは大切だと思う。