『だがしかし』アニメ化記念で勝手に応援!ネタバレ回避の布教活動!
『だがしかし』とは、週刊少年サンデーに連載中の駄菓子コメディーである。
連載当初から話題を集め、単行本の1巻の発行部数も2巻が出るまでに10万部を超え、新鋭のギャグ漫画として注目の的となる。その後も着実に人気を集め、3巻の発売目前でアニメ化が発表されるという、とんでもない勢いで駆け上がってきた作品である。
……なので、まあ「アニメ化、早くね?」という声はよく聞こえたが、そういう個人的な意見や紹介は後で。
まずは公式サイトの紹介。
『だがしかし』とは?
イナカの駄菓子屋を継がせたい父と、継ぎたくない息子のココノツ。
そんな店に、都会からやってきた駄菓子屋マニアの女の子・枝垂ほたるが現れる。
ほたるはココノツに駄菓子屋を継がせるため、たびたび店を訪れるようになって…!?
ボーイ×ガール×だがしコメディ―!
公式アニメPV
というわけで、私個人の『だがしかし』紹介。
まず、ギャグ漫画のテイストについて。
ギャグ漫画と一言で言っても、いろんなタイプがある。不条理系であったり、勢い系であったり、下ネタ系であったり。だがしかしは、批判を承知で手っとり早く言ってしまえば、「うすた京介っぽいギャグテイストの駄菓子マンガ」である。だがしかしを読んでいると、マサルさんやジャガーなどのうすた作品テイストがそこかしこに感じられるのだ。
作者に関する情報があまりないので分からないが、おそらくうすた作品が好きだったのではないかなと思わせる表現が多くある。けれど、それらはけっして物まねというわけでなく、自分のものとして使いこなしているものだ。
なので、うすた京介作品が好きな人はその似たテイストを自然と楽しめるし、あまりうすた作品を知らない人はだがしかしでそういうテイストを新しく味わえるだろう。
ただし、伝説とも言えるうすた京介作品と比較すれば、笑い転げるほどの大当たりギャグの量は少ないという声も聞く。笑いの沸点が低い私はけっこう笑わせてもらっているが、ものすごいギャグマンガをイメージして読むと肩すかしを味わうかもしれない。
でも、そのギャグの温度が、だがしかしにはちょうど合っているのだと私は思う。
それはこのマンガが、「駄菓子ノスタルジーマンガ」だからだ。
駄菓子がテーマのマンガと聞けば、まず「駄菓子うんちく」を思い浮かべるかもしれないが、それは一部でしかない。そういう知識も込みで、改めて大人の立場として駄菓子の思い出に浸ったり、童心に戻って駄菓子を楽しんだりするマンガだ。おかげで私も、だがしかしを読んだ後、ヨーグルとポテトフライが食べたくなって駄菓子屋に駆けこんでいる。
ほどよい笑いとノスタルジックな感覚。それが混ざり合った居心地の良さが、だがしかしにはあるのだ。
そしてなにより、ヒロインのほたるさんがエロい。素直にエロい。
女性キャラの中には全裸になってもエロくないキャラがいる。その点、ほたるさんは素っ裸になればもちろんエロい。巨乳エロい。(よい子のみんな、つまりこれはほたるさんが素っ裸になっているってことだゾ!)
しかし、なんと言えばいいのか、素直にエロいのだ。
描き方としてはあざとい表現も多くある。だが、ほたるさんは自身のエロさに無頓着であり、顔芸も絶叫もなんでもありのギャグマンガのヒロインであるから、自ら媚びるようなエロさがない。だから、あるがままでいやらしさがなく素直にエロいのだ。(なお、もう一人のヒロインのサヤ師はお医者さんごっこエロい)
そして、最高なのは各話の扉絵だ。
扉にはほたるさんやサヤ師のイラストが載せられているのだが、それらは質が高いのはもちろん、構図やポーズに不思議なこだわりを感じるもので、そこが実に良いのである。これはおそらくアニメでは楽しめない部分なので、ぜひ原作漫画を買うことをオススメする。
以上をまとめると、
・ほどよいうすた京介っぽさのあるギャグのテイスト
・ノスタルジックな感覚を起こす駄菓子ネタ
・ほたるさん巨乳エロい
となる。
とまあここまで書いてから、身もふたもないことを思いついてしまった。
一番はWebで試し読みすればいいんじゃね?
(上記ページの「無料で読む」からサンプルに飛べます)
うん、第3話まであって試し読みには十分だ。
ここまで書いてきたのはなんだったのだろう。
まぁ、文章から3話以降のイメージをつかんでいただければ幸い。
そんな感じで語ってしまうほど私はだがしかしが好きなのだが、今現在(2015年12月9日)は3巻まで発売という状況でアニメ化するのが心配。アニメ化早すぎねえか。まあ、18日頃に4巻も出るそうなので、ストックはあるのかな。でも心配。
なので、少しぐらいアニメがつまづいても優しい目で見ていきたいと思う。
私、大砲さんは、だがしかしを応援しています!
とりあえず今は、買いたくなった人は自分で検索して買ってね。