言いたい放題【京都でここ食っとけって食べ物教えろや : 暇人\(^o^)/速報 - ライブドアブログ】
京都の人間として、この話題には触れておかねばなるまい。
さて、「オススメを教えて!」と京都人に話題を振るとき、どんなことを考えているだろうか。
この話題を考えるときは、「京都の特性」を把握しておくのが吉である。
「京都=伝統文化のある観光地」
という漠然としたものでなく、次の3つの特性を把握しておくのがよい。
・古い店などの多い、歴史と固有の文化がある都市
・関西圏の中で比較的大学生の多い町
・人口百万人を超える地方都市
で、京都の人間に聞くとなると、「京都らしいお店」が知りたいのだろうが、それはたいてい出てこない。
一般的な京都人はあんまり京都観光なんてしないのだ。
有名な寺社仏閣なら行くが、ご近所でない限りくわしくは知らない。
それは京都っぽい食べ物でも同じで、たまたま身近で知っているものしか答えられない。
なので、このスレでも普通に通えるようなラーメンとか食堂とかになる。あとはお土産で持って行くことの多い和菓子屋とかかな。
京風の料理店とかは、京都以外の人が観光地用のぼったくり価格でやってることが多いから、京都の人間はあんまり入らないし。(あんまりデカデカと「京都風!」って書いてある店は避けた方がええよ)
じゃあ本物の店――となると料亭とかだし、そんなの通える人間は一握り。
なんで、京都人に「京都っぽいお店」を聞くと、たまたま知っている店か、テレビで流れていた店ぐらいしか言えない。
で、そういうとこは当たりの確率が低い。
でも、「学生街」「地方都市の一つ」という点に着目すると、けっこういい店が見つかる。
ただの観光地としてしか捉えてないと、「京都にラーメン屋が多い」という事実が理解できない。
これは単に大学生が多いから。
大学生はそうしたラーメン店の客にも店員にもなるし、卒業後に開店するのも多い。
同様の理由で、おしゃれな居酒屋とかカフェとかも多い。
次に、京都は地方都市の一つであるという当たり前の事実も大事。
全員が観光業で食べているわけでもないし、普通に働いている。
なので、地方中核都市ならどこでもある程度には、おいしい店ってのも存在している。
あと、意外と思うかもしれないが、新しいものが結構好き。
たぶん、その傾向のせいで「京都は意外とパンがおいしい」となる。
まぁ、これは進々堂と志津屋という、レベルの高めなパン屋の地方チェーン店があって、それと競争する感じで周りも伸びたんじゃないかな。
とまあ、話が逸れたけど、「学生街」「地方都市の一つ」という特性があるのが前提で、そこから「京都でここ食っとけって食べ物」の話になる。
学生街やからラーメンとか意外においしいし、小さな食堂とかでもめっちゃうまいのがあったりする。
そして、「地方都市の一つ」なので、全然街のカラーとは関係なしにその一店舗の能力だけで、「親子丼がめっちゃうまい!」とかがある。
つまり言いたいのは、おすすめを聞きたいときは、「京都っぽい何か」にあまり期待せず、「どの系統が食いたい」ってのをはっきりさせておかないとダメ。
そうすると意外といい店が見つかると思う。
学生街かつ地方都市っていう視点でも京都はそこそこいい位置にいると思うし。